クイーンアンステークス(2016):エイシンエルヴィン出走
本日(2016.06.14)から5日間に渡りイギリスの競馬の祭典・王室主催のロイヤルアスコット開催が行われます。
先日、仏国シャンティイ競馬場で行われたG1イスパーン賞で10馬身差の圧勝を演じ、競馬の世界ランキング1位に躍り出たエイシンヒカリが2日目(2016.06.15)のG1プリンスオブウェールズステークスに出走するため今年は日本でも注目度が高いですが、その前の初日に行われるG1クイーンアンステークスにも日本馬エイシンエルヴィンが出走します。
エイシンエルヴィン
エイシンエルヴィンは現在20戦4勝。
日本では重賞勝ちどころかオープン馬ですらなく、前々走は1000万下の特別レースで5着に敗退。
正直、競馬ファンにもあまり知られていない馬でしたが、同じ馬主のエイシンヒカリの欧州遠征に帯同する形で渡仏し、前走で仏国シャンティイ競馬場の一般戦に出走。
見事に優勝し今回のG1クイーンアンステークス出走にこぎつけました。
「エイシン」と言えば「外国産馬」というイメージを持つ方も多いと思いますが(意外にもエイシンヒカリはディープインパクト産駒ですが)、エイシンエルヴィンはイメージ通りの外国産馬。
父のShamardalは欧州の芝のレースでは無類の強さを誇り、短距離から中距離で6戦無敗(G1を4勝)。
エイシンエルヴィンは父から欧州競馬への適性を受け継いでいるのかもしれません。
クいーンアンステークス(2016)
2016.06.14 日本時間22:30発走
1番人気は昨年のBCマイルの覇者で現在重賞6連勝中のテピン。
マイルのカテゴリでは「テピンかソロウ(かモーリス?)が世界1」と言われる程の馬です。
だだし左回りが主流の米国競馬に対し、今回は初めての直線の競馬。
さらに連勝中といえどもBCマイルを除けば全て牝馬限定戦で相手に恵まれていた部分もあるため「あっさり敗退」の可能性も無きにしも非ずです。
2番人気はベラードとエルヴェディア。
前者は前走で英国のマイルG1ロッキンジステークスで優勝。
(ちなみにこの時の2着はリアルスティールが優勝したドバイターフ2着のユーロシャリーン)
後者は昨年のムーランドロンシャン賞などG1三勝。11戦7勝で4着以下はゼロの実力馬です。
以下、昨年のG1愛2000ギニー2着馬で1年ぶりのレースとなったG1ロッキンジステークスで3着となったエンドレスドラマ。
昨年のクイーンアンステークスでソロウの2着、欧州では4着以下無しの古豪エゾテリック。
このあたりが人気になっています。
エイシンエルヴィンは13番人気。
前走で欧州競馬への適性を見せ、ここでも一発を期待したいところですが…今回は上述の通り欧州の一流マイラーがずらり。
出走メンバーがメンバーなので、この評価は已む無しですね。
放送・中継
エイシンヒカリが出走するプリンスオブウェールズステークスはグリーンチャンネルでの有料放送がありますが、クイーンアンステークスの放送・中継はテレビ・ラジオ共にありません。