イスパーン賞(2016):出走馬はエイシンヒカリ他G1馬多数。結果は?
先日、フランスのシャンティイ競馬場で行われたイスパーン賞に武豊騎手騎乗でエイシンヒカリが出走しました。
少し前のことなので結果をご存知の方も多いとは思いますが、まずは簡単にレース概要から。。。
イスパーン賞
イスパーン賞は1873年創設で例年、仏国のロンシャン競馬場で行われている伝統の中距離G1レースです。
今年はロンシャン競馬場が改修のためシャンティイ競馬場で行われます。
イスパーン賞というレース名は1999年にエルコンドルパサーが出走(2着)しているので聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか?
今回のエイシンヒカリの出走は日本馬としてはそれ以来、17年ぶりになります。
出走馬
今年(2016年)の出走馬は9頭と少なかったものの、今年(2016年)の仏G1ガネー賞の優勝馬ダリヤン、昨年(2015年)の凱旋門賞3着のニューベイ、昨年(2015年)の仏G1パリ大賞の勝ち馬で凱旋門賞5着のイラプト、昨年の米国G1BCマイル2着のモンディアリストなどの強豪が揃いました。
そんなメンバー中でもエイシンヒカリは香港でG1を勝っていることもあり人気の一角に数えられていました。
レース
レースでは意外にもエイシンヒカリはハナを切らずに番手の競馬。
序盤は寄せられてかなり厳しーいシーンも見受けられましたが、2番手から抜け出した終盤はリードを広げる一方のワンサードゲームの様相になり、終わってみれば10馬身差の圧勝!
「こんなに強かったのか!」と衝撃を受けました。
2着、3着は今年(2016年)の仏G1ガネー賞の1、2着馬ダリヤンとシルバーウェーヴが入線しました。
次走は?
2015年の香港に続き、2016年は欧州で力を示したエイシンヒカリ。
次走は英国アスコット競馬場のプリンスオブウェールズ賞を予定しています。
イスパーン賞圧勝で一躍主役に躍り出た格好ですが、時計のかかるアスコット競馬場(シャンティイ競馬場は時計が出ます)。
決して楽観出来る状況ではありませんが、再び力を見せつけて欲しいです。
逃げ馬といえば…
エイシンヒカリといえば逃げ戦法(イスパーン賞では逃げませんでしたが)。
逃げ戦法と言えば・・・サイレンススズカを思い浮かべる方も多いと思います。
同じ「逃げ馬」という事で、これまでも度々サイレンススズカと比較され、その度に「まだ比較するのは失礼だ」と言われてきたエイシンヒカリですが、17年前にエルコンドルパサーが2着に敗れたイスパーン賞で圧勝した今、もう誰も「失礼」とは言わなくなったんじゃないでしょうか?