メジロライアン
2016.03.17
1991年の宝塚記念の優勝馬メジロライアン(牡29歳)が老衰のため死亡しました。
最近、競馬を始めた方には「メジロライアン」と言われても全くなじみのない名前だと思います。
「歴史的名馬」ではありませんし、「歴史的大種牡馬」でもありません。
私自身も大きな思い入れはありませんが・・・。
無冠の大器
メジロライアンは差し脚を武器に3歳時から活躍し、横山典弘騎手とのコンビで弥生賞を制覇。
クラシック候補と期待されたものの3冠レースでは3着,2着,3着で無冠。
競馬の神様と呼ばれた「故・大川慶次郎氏」がTV放送中の最後の直線でオグリキャップそっちのけで「ライアン!ライアン!」と連呼していたのは有名な話です。
天皇賞(春)でも4着に敗れ、迎えた宝塚記念ではこれまでの戦法を捨てまさかの先行策。
悲願のG1制覇を達成しました。
種牡馬としてはメジロブライト(天皇賞・春)、メジロド-ベル(牝馬G1を5勝)などを輩出しています。
妄想を叶えた宝塚記念
競馬を始めて間もなかった90年代前半にはメジロマックィーンという盤石の王者が君臨していて、当時は「マックィーンに勝てる馬いないかなぁ・・・?」と予想というよりも妄想(?)をしていたのですが、宝塚記念で見事に妄想を現実にしてくれました。
当時は競馬を単なるギャンブルとして見ていた時期なので思い入れ自体は無いのですが、競馬人生において忘れ難い一頭であることは間違いありません。
それは現在の単複中心の予想の礎になっている・・・のかも知れません。
メジロライアン 1987年生 19戦7勝
主な勝鞍
GⅠ 宝塚記念(1991)
GⅡ 弥生賞(1990),京都新聞杯(1990),日経賞(1992)
その他のGⅠ成績
主な産駒
メジロドーベル エリザベス女王杯(2回)、オークス、秋華賞、阪神3歳牝S
1987年生まれの主な馬
メジロマックィーン
ホワトストーン