Horse racing world

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藤田菜七子騎手デビュー。過去の女性騎手の活躍は?

デビュー前から大フィーバーで先週デビューを果たした藤田菜七子騎手。

そのフィーバーぶりはこちらを参照していただくとして

horseracingworld.hatenablog.com

 あまりの大フィーバーぶりに「史上初の女性騎手?」と誤解されている方もいるかもしれません・・・が、中央競馬の女性騎手は過去に6人。

藤田菜七子騎手で7人目になります。

では、過去の女性騎手たちはどれくらい活躍したのでしょうか?

 女性騎手は活躍出来る?出来ない?

過去の女性騎手たちがどのくらい活躍したかというと・・・

  • 増沢由貴子さん(1996~2013)通算891戦34勝
  • 細江順子さん(1996~2001)通算493戦14勝
  • 田村真来さん(1996~2001)通算430戦9勝
  • 板倉真由子さん(1997~2001)通算246戦1勝
  • 押田順子さん(1997~2000)通算158戦2勝
  • 西原玲奈さん(2000~2010))通算590戦17勝


最近の競馬ファンの方にとっては女性(元)騎手といえば細江純子さんなんでしょうが、
やはりJRAの女性騎手といえば・・・増沢(旧姓・牧原)由貴子さんでしょう。
たまたま私は牧原由貴子さんの初勝利の時に中山競馬場にいたのですが、そのときの一部のファンのフィーバーぶりには・・・引きました(笑)

その後も着実に勝ち星を重ね「マッキーフィーバー」を生み(デビュー後でしたが今の状況に似ているかも)更なる活躍も期待されていましたが1998年に落馬負傷、以降は騎手を続けていたもののレースで見かける機会は激減しました。

他の方にいたっては西原玲奈さんが障害での勝利を女性で唯一上げていますが、戦歴を見れば、大舞台での活躍はおろか、長く続けることさえ叶わなかった現実を物語っています。

 

地方競馬を見ると近年も木之前葵騎手(名古屋)・鈴木麻優騎手(岩手)がデビューし活躍していますが、一方で最多勝記録保持者の宮下瞳騎手が引退。

騎手としての怪我のリスクに加え、女性ならではの「結婚&出産の壁」もあるようです。

だいぶネガティブな事を書きましたが、なんだかんだいっても女性騎手のデビューは競馬界には明るい話題です。

私自身も興味本位で無責任な部分も大きいですが藤田菜七子騎手の今後にはもちろん注目しています。